2019/6/23 山ノ内山王神社、猿田彦神社奉賛会「山王神社 落語会」×京都大学落語研究会

 2019年6月23日(日)、山ノ内山王神社にて、京都大学落語研究会さんによる「落語会」が行われました。今回で6回目を迎えるこの落語会ですが、心配されていた天気も何とか持ちこたえ、この会の成功を後押ししているようでした。

 25名ほどの地域の方が次々と会場に足を運ばれ、開始直前まで今日の落語会への期待を口にされる様子や世間話に花を咲かせる様子が見受けられました。

 用意されたお客さん用の座布団はあっという間に埋まり、足の悪い方のために椅子が用意されるという配慮も行き届いていました。会場は「地域の方に楽しんでほしい」という主催者側の思いも感じられ、温かい雰囲気に包まれていました。

 最初は道楽亭八万千(どうらくていはまち)さんによる「ろくろ首」という演目です。

 独身の主人公が叔父の紹介で、ろくろ首のお嬢さんの家に婿に入るところから物語は始まります。怖がりながらもお見合いをする姿や、叔父の助言を素直に聞きすぎる主人公の健気な姿を演じました。

 初舞台ということで緊張していたようですが、最後までやりきった時には会場から大きな拍手が起こりました。

 次は楠亭当的(くすのきていとまと)さんによる「あおな」という演目です。

 植木屋の主人公が依頼主の家で、酒などのもてなしを受けます。隠語を使った依頼主と奥さんの会話に感動した主人公は、自宅に帰って同じことを友人に試そうとしますが、状況の違いからなかなか上手くいきません。そんな様子や、様々な登場人物を表情豊かに演じ分け、役になりきっている姿に観客は引き込まれていきました。

 最後は葵家巴虚(あおいやぱうろ)さんによる「松曳き」という演目です。

 そそっかしい部下と殿様のある日の出来事が描かれており、切腹沙汰になりそうなほどの事件が起きてしまいます。主従関係の日常や、緊迫した空気を肌で感じることができる、迫真の演技でした。

 毎年行われるこの落語会を主催者側も地域の方も楽しみにされているということで、地域の交流の一つとして大切な行事となっています。集まられた地域の方々は高齢の方がほとんどでしたが、演目の内容はどの世代にもわかりやすく、演者の表情や動きも楽しめるため、若い世代の人にも落語を知ってもらう機会になって欲しいと思います。

 「地域交流の機会を作りたい」「学生に地域を盛り上げて欲しい」という団体の方は、ぜひむすぶネットを利用してみてください。京都大学落語研究会の皆さんの今後の活動にも注目です!

 

〜編集後記〜

取材後、筆者とは別のスタッフが落語会の主催者の方に焼肉をご馳走になりました。今年京都大学落語研究会に入部した道楽亭八万千さんと楠亭当的さんは、先輩からの「本番をどんどん経験した方がよい」という言葉に従って今回の落語会に参加した、とその席で言っていました。7月の寄席ではまた一味違った落語を披露してくれるのではないでしょうか。

取材記事:むすぶネット学生取材スタッフ 杉岡 実可子


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