トップページ > プログラム案内 > むすぶネット > 20190818 南山ノ前町町内会「地蔵盆」×京都大学落語研究会

2019/08/18 南山ノ前町町内会「地蔵盆」×京都大学落語研究会

 2019年8月18日(日)、北区南山ノ前町にて地蔵盆が行われ、京都大学落語研究会のメンバーが地域の子どもたちに落語を披露し交流しました。

 当日は快晴の中、スーパーボールすくいや水鉄砲など小さな子どもも楽しめる催し物がされており、会場は多くの子どもたちの楽しそうな声であふれていました。その後落語研究会のメンバーが到着し、着物に着替えた姿で登場すると、子どもたちもぞくぞくと客席に集まってきました。

 最初の演目は楠木亭みそしるさんによる「ん廻し」です。「ん廻し」とは「ん」が付く言葉を言うと、その数だけ田楽が食べられるというもので、できるだけ多く食べようと集まった人たちはさまざまに工夫をして「ん」が付く言葉を考えていきます。歌を歌ったり早口言葉なども出てきて、お客さんもどこにどれだけ「ん」が隠れているか楽しみながら聞くことができました。

 子どもたちも初めての落語ということで、少し難しかったかもしれませんが静かに聞き入っていました。

 

 続いての演目は楠木亭賽金(さいごん)さんによる「二人癖」というものです。人には「なくて七癖」と言われるように誰もが癖をもっています。この話はそんな「のめる」と「つまらん」がそれぞれ口癖の男が、お互いの口癖を直し合おうとする話です。言ってしまったら1円払うというルールを設け、「のめる」が口癖の男は相手に「つまらん」を言わせようとうまくひっかけようとします。しかしなかなかうまくはいきません。最終的には言わせることに成功するのですが、そのなんとか言わせようとする男の姿にお客さんも見入っている様子でした。

 ある保護者の方の感想では「ちゃんとストーリー性があっておもしろかった」「テンポが良かったので小さい子どもでも聞くことができたのではないか」と話していました。たしかに演者の方が身振り手振りで、体を大きく動かして話をする様子は、言葉だけでは伝えるのに限界があってもそれを分かりやすくおもしろく伝えることができていたのではないかと思います。

 今回の落語は町内会にとって初めての試みでした。これまでの地蔵盆では毎年子どもたちが楽しめるようにとマジックショーやバルーンアート、吹奏楽などが催されてきました。今回は落語という子どもにはあまり馴染みのないものでしたが、子どもたちにとっても新しいことに触れるとても良い機会になったのではないでしょうか。

 むすぶネットではこれまでも京都大学落語研究会の方々に、さまざまな場所で落語を披露していただいています。地域の交流に学生の力が欲しい団体さんは、ぜひ京都大学落語研究会の皆さんに依頼してみてはいかがでしょうか。

〜編集後記〜

 地域団体さんは、普段はマジックショーなど子ども受けが良いものをしていたが、今回は子どもには馴染みのない落語だった。子どももあまり分かっていない様子も見受けられたが、またいつか大人になった時にあんなこともあったと思い出してくれたらいい、と仰っていました。

取材記事:むすぶネット学生取材スタッフ 鈴木 さゆり


【動画で紹介!】