学生ボランティアチャレンジ 〜ここからはじまる、わたしの一歩 ACTION〜 実施報告

 「活動体験コース」「取材・インタビューコース」総勢21名の大学生がコロナ禍に負けず地域で活動に取り組みました!

 2020年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、2014年度から実施してきた「学生ボランティアチャレンジ〜自分に出会う、社会に出会う、ボラ活!〜」を中止しました。

 大学生は授業がオンラインとなり、友人や先輩・後輩に会うことができず、自由に活動にも取り組めない状況でした。もどかしく過ごした時間を取り戻すため、コロナ禍でも「何かしたい」「新しいことをはじめたい」「地域で活動したい」と熱意を持った学生が集まりました。


キックオフセミナー

 2020年12月5日(土)、2021年2月13日(土)の2回に分けて実施しました。ACTIONの全体像を把握するためのガイダンス、ボランティアや活動マナーを学ぶミニレクチャーで活動の準備を整えます。今回はチームでの活動となるため、協力し合うことが必要です。お互いを知り仲を深めるためにワークで交流しました。初対面とは思えないほどコミュニケーションが活発でした。


活動体験

 4つのチームに分かれて活動しました。初回は学生Place+スタッフが同行し、活動のイメージを掴んでもらいます。ほとんど全員がボランティア初挑戦だったため、緊張している様子が見受けられました。

 雰囲気がわかり、団体さんともお話できてからは、楽しく活動に取り組めていたようです!

記事作成のための事前レクチャー

 3回以上の活動に参加したあとは、体験記事を作成します。記事の中身となるエピソードや考えたこと、感じたことの共有を中心に行いました。また、記事の構成やライティングのポイントも確認しました。

 ・印象に残っている出来事やエピソードは?(どんな場面で?どう思った?)

 ・活動で得られた気づき、発見、学びは?(いつ何をしているとき?どんな学び?)

 ・活動前後での変化は?(きっかけは?なぜ?)

 ・今後活かしていきたいことは?(どんな経験?なぜ活かせる?)

記事作成

 分担して記事を作成しました!話していた内容を活動を体験していない人へ伝えるために書き言葉に置き換える作業は相当に難しかったようで、ACTIONメンバーは苦戦していました(笑)言いたいことがたくさんあり、表現したい思いや経験はたくさん溢れているもののうまくまとめられなかった、とコメントしていました。

 

各チームの記事はこちら↓↓

○里山整備活動のお手伝い 〜小さな経験が大きな糧になる〜

○食育プログラムのサポート 〜子どもが主役の学び場で感じたこと〜

○10代のための居場所づくり 〜人と出会い、触れ合うこと〜

○「まちロゲイニング」の企画・運営 〜人との関わりが成長に〜

ふりかえり

 記事の作成が完了したチームから順にふりかえりを行いました。活動体験だけではなく、ACTION全体を通しての学びをふりかえり、共有しました。チームで活動することで互いに支え合ったり、補い合ったりでき、安心感を覚えていたようです。また、体験共有の場では自分自身とは異なる視点や考え方を知れたことが刺激となったと話していました。


キックオフセミナー

 2020年12月5日(土)、2021年1月9日(土)の2回で実施しました。全体ガイダンスの後は、取材ハンドブックに沿って取材・インタビューのコツを学ぶミニレクチャーです。

 後半は「聴く」を体験したり、質問を掘りさげる練習をしたりと、ワークを通してインタビューに必要な姿勢や力を学びました。「無視をされるとしんどい…」と、聴く姿勢がいかに大切を実感していました。


インタビュー

 活動体験コース同様、4つのチームに分かれて活動します。事前に団体さんや担当者の方の情報を調べ、しっかりと準備して臨みました。

 当日は緊張から多少のぎこちなさもありましたが、団体さんのお話を受け止め、より深めていこうという姿勢が見えました。

記事作成のための事前レクチャー

 インタビュー記事を作成するため、情報を整理し認識を合わせます。団体さんが言いたかったこと、大事にされていることをポストイットに書き出し、共有しました。インタビュー記事とは何かをしっかりと抑え、ライティングのコツも学びました。

記事作成

 各自、担当箇所の記事を作成します。インタビュー記事では、話し手の意図を汲み取り、それを読者へ伝わる言葉にしなければなりません。前後の流れなども意識しながら記事を組み立てていく作業は難しく、試行錯誤しながら取り組んでいました。

 

各チームの記事はこちら↓↓

○バザールカフェ 〜誰もがありのままでいられるように〜

○桂川流域クリーンネットワーク 〜未来を守るためにできること〜

○NPO法人フェア・プラス 〜前を向いて進み続けること〜

○特定非営利活動法人障碍者芸術推進研究機構~天才アートKYOTO〜 〜障がい者アートの魅力を世界に〜

ふりかえり

 記事の作成が完了したチームはふりかえりを行いました。HPなどでは知ることができない思いや、団体さんが現在に至るまでの背景をお聴きし、さらに活動への関心が高まったとか。

 また、チームでの活動は違う視点から物事を捉えられたり、記事作成などで協力し合えたりと、より活動を充実したものにさせていたようです。全ての活動を終えた取材・インタビューコースの10名には活動修了証が送られました!