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2016/10/11 藤紫会「藤紫会」×アメリカンフラワーサークル

  2016年10月11日(火)、京都文京大学・アメリカンフラワーサークルのメンバー2人(塩川さん、大西さん)が、藤紫会さんが主催する高齢者サロン「藤紫会」の会員のみなさまと、フラワー作りを通じて交流しました。今回初めて連携活動に挑戦する2人。会場で主宰者にご挨拶したときは、とても緊張した面もちでした。

 「そもそも、アメリカンフラワーって何?」世の中にはあまり知られていないアメリカンフラワー。まずは、その作り方をフリップをつかって説明します。

 最初にワイヤーで輪っかをつくり、それを特殊な液に浸すると膜が張ります。それを花に見立てて何枚か束ねると...、世界にひとつだけ、自分だけのアメリカンフラワーの完成です!「手先が器用な方ではなくて...」「目が悪いのだけど...」と不安も抱えながら、「とにもかくにもやってみましょう!」と、いよいよフラワー制作がスタート!


 メンバーの塩川さんと大西さん。各テーブルに一人ずつ付いて、みなさんのフラワーづくりをフォローします。一つひとつの工程を、まずは自分自身が説明しながら実演します。ワイヤーで輪っかをつくる作業に手こずられていた方も、コツを掴まれたのか、数を重ねるごとに見違えるように手際よくこなせるようになってこられます。

 液に輪っかを浸して花びらを作る作業は、みなさん本当に楽しそう!「この葉っぱを丸くしたい」「私、○○さんのあんな風にしたいねんけど、どうしたらええ?」と、徐々にこだわりも出てきます。

 最後に、束ねた花びらや葉っぱをスポンジに挿して完成!写真だと伝わりづらいですが、花びら一枚にしても、艶をだしたり、丸みをつけたり、シワをつけて本物感を出したり。作った人それぞれのこだわり、個性が随所にみられます。

 終了後のティータイムでは、作ったフラワーをお菓子の横に置いて食卓を飾ります。中には、加工して胸元につけている方も。「○○さんのお花の色、綺麗やねー」「え、このお花洗えるの?」「(作ったお花、)クリスマス会のときにも持って来て飾りましょうよ!」と、大盛り上がりのご様子でした。

 活動終了後、主宰者の今井孝子さん(画像右)から会の成り立ちについてお話を伺いました。藤紫会さんの高齢者サロン「藤紫会」は、以前足湯ボランティアに来てくれた学生との出会いがきっかけで始まったそうです。以後も「幸せに年をとっていきましょう」をモットーに、毎月2回(現在は第2・第4火曜日)のペースで継続。ご近所の高齢者の会員さんが、お昼ご飯が済まれた13時頃から会場(今井さんのお宅)に集まってこられます。会の始めに地域包括支援センターの職員さんからのご案内(今回はインフルエンザ予防接種について)があり、その後学生たちとの交流タイムを経て、ティータイムを楽しまれるそう。

 会員のみなさん、身内のお宅のように気楽に立ち寄られて、お昼下がりの楽しいひと時を共に過ごされます。豊かな人生経験を積まれてきたみなさんの円満な笑顔と会話がとても印象的でした。


 残念ながら2人とも授業があって、交流タイム後のティータイムには参加できませんでした。でも、帰り際「え、もう帰ってしまうんかいな!」「急がなあかんね、間に合う?」「今度はゆっくりおいでなさいね」と会員さんからの口々の温かいお言葉に、今回忙しい合間を縫っての連携活動に「本当に来てよかったです!」と満面の笑みを浮かべていました。伏見は大学からも比較的近いようです。今後のさらなる連携活動に期待大です!

【動画で紹介】