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2017/07/25 藤紫会×京都産業大学落語長屋

 7月25日(火)、藤森で行われた「藤紫会」で、京都産業大学の落語長屋のおふたりが落語を披露しました!今回駆け付けた演者は、童亭未確認(どうてい もんすたー)くんと、河内家織○都(かわちや おりえんと)くんです。梅雨が明けたにもかかわらず蒸し暑くどんよりとした日でしたが、ふたりはエネルギーたっぷりの落語を披露し、会場を盛り上げました!

 一人目の演者は2回生の童亭モンスターくん。若手ながら2本の演目を披露してくれました!

 久しぶりの演目ということで、とても緊張していた様子のモンスターくん。自己紹介の時には地域包括支援センターの男性職員の方の反応に助けられる一場面もあるなど、終始温かい藤紫会の皆さんの空気に徐々に緊張もほぐれていった様子。

 1つ目の演目の「時うどん」では、一杯のうどんを二人の男が取り合って食べるシーンを着物と汗を振り乱しながら熱演しました!なけなしの銭、しかもうどん一杯食べるにも一文足りない貧乏な二人の男がうどん屋をすり抜けた術とは!?

 

 二人目の演者は、3回生の織○都くん。「平林」という演目を披露してくれました。

 物覚えが悪く、字も読めない定吉が店の番頭さんに手紙を届けるお使いを頼まれたけど、やはりどこの誰に届けるのか覚えられない・・・。そんな時、リズムに乗せて覚えることを提案した番頭さん。しかし宛先の「平河町の平林」を「ひーらかーわちょうのひーらばやしっ」とリズムに乗せ繰り返しなら歩き始めたものの、他の景色に気を取られてすっかり名前を忘れてしまう始末。街ゆく人に頼りながら宛名を読んでもらうのですが、平林が「たいらばやし」「ひらりん」なぜか「いちはちじゅうのもーくもく」と原型を留めない音に変化してしまいます。さて定吉は無事「ひらばやし」さんと巡り会えるのでしょうか?

 定吉が歩きながら様々な人とトンチンカンなやり取りを繰り広げる様子をコミカルに演じた織○都くん。終始ご婦人たちの笑い声が響いていました!

 3本しっかりと演目をやりきったふたりは、藤紫会恒例のお茶会タイムにも参加させてもらいました。

 ちょうど大学生のお孫さんがおられる方も多く、「何回生なの?」「ご出身は?」「就活はいつからなの?」と孫と心配するおばあちゃんのような関係性が築かれていました。

 東京出身の主催者である今井さんは「出身地が京都でない大学生も多い中で、違う文化を持つ地域と京都の交流もできれば」とおっしゃっていました。この目的が自然と達成されていたのではなでしょうか?

~取材後記~

 落語長屋の二人は「また藤紫会に来られれば」「他の地域でも発表できれば」と前向きなコメントを残してくれました!また、いつも多くの学生を招いてくださる今井さんは、藤紫会で出会った京都産業大学の学生さんと新たなプロジェクトを立ち上げるそうで、地域と学生の出会いが新たな動きを創り出していることに感動しました。これからもこのような縁が広がっていくといいなぁと思います!

【動画で紹介】