開催報告:チーム力UPを目指す~みんなの“納得”って何だろう?~

輝く学生応援プロジェクト スキルアップワークショップ第1弾
チーム力UPを目指す ~みんなの“納得”って何だろう?~ を 2010年8月7日に実施しました。


(財)京都市ユースサービス協会ユースワーカ、大熊晋さんに講師として来ていただき、 実際にチーム内でモノゴトを決める体験をし、コンセンサス(合意)形成の過程やその有用性を学びました。


今回は、京都のまちの活性化や社会貢献につながる活動をチームで展開している学生が17名参加しました。

ワークでは、3チームに分かれて、課題に取り組み、まずそれぞれの個人の答えを考えました。、 そして、それぞれが考えた答えをもとに、チームで話し合い、一つの答えを出します。


今回の課題には、明確な答えがあり、チームとして決めた答えと、自分ひとりで考えた答えが、 実際の答えとどれぐらい誤差があるのかを測りました。


自分ひとりで決めた答えよりも、チームで決めた答えの方が誤差が小さいグループと、 自分ひとりで決めた答えの方が、誤差が小さいグループがありました。


それぞれ、なぜそうなったのか? 合意を形成する時にどんなことがチームの中で起こっていたのか? 一人の発言がチームの決定にどう影響したのか? などを振り返り、コンセンサス形成についての気づき・学びを得ることができました。

振り返りの共有では、
「話し合いの始めに、課題に対してそれぞれが持っている知識を共有すれば正解に近付けたと思う」
「話が脱線し始めると、それを止める人がいて、それぞれに役割があった」
「みんなからでる意見を整理することが必要」 といった話がでて、それぞれの気づき・学びを深めることができました。


ワークショップ開始直後は、初対面同士の人も多く、ちょっと緊張気味な空気でしたが、
普段から、何らかの活動をチームで行っている参加者が多かったこともあり、
すぐに打ち解け、活発に意見を出し合い、課題に対しての答えを考えていました。
約2時間半と短いワークショップでしたが、時には笑い声、時にはアツイ議論が飛び交っていて、
開催場所であった、学生の活動拠点の交流スペースは、ワクワク・ワイワイ!の雰囲気でした。


ワークショップ終了後も、自分の活動を紹介し合うなどして、 参加者同士の交流が生まれていました。


参加者からの感想抜粋:
「現在、自分のチームが抱えている問題と同じ問題を今日共有できたので、大変良かった」
「どんな問題や課題があるのか、知ることができた。ワークショップを通して気づいた」
「1人でなく、複数で物事を話す際のメリットがすごくたくさんあることに気づきました。自分の所属する団体で問題に感じている点に対してのアプローチ法が学べました」