開催報告:「協賛攻略~本当の協賛を知ってNEXTステージへ~」

2012年10月7日(日)スキルワークショップ第9弾「協賛攻略~本当の攻略を知ってNEXTステージへ~」を開催しました。講師は村井琢哉さん(特定非営利活動法人山科醍醐こどものひろば)です。12名の学生が参加し、そもそも「協賛」とは何か、どうすれば協賛を得られるかを、講演とワークショップを通じて学びました。

まず、村井さんに、「活動にまつわるお金の話」をしていただきました。メンバーからお金を集めたり、人から寄付をしてもらったり、いろんな種類のお金を組み合わせて活動をすると、あわてずじっくり活動できるんだよ、ということを教わりました。

 

ひととおりのレクチャーを受けた後、①今の活動がどんな種類のお金でまかなわれていて、②理想はどんなのかを各団体ごとに円グラフに書き出してみて、参加者同士で内容を話し合いました。

お金と活動についてイメージも固まってきたところで、いよいよ「協賛」の話に入っていきます。信頼関係や実績のない学生が、どうしたら企業から協賛をもらうことができるのかについて村井さんに話をしてもらいました。
村井さんが言うには、企業は学生の「熱意」に共感して協賛を出すことが多く、また、たとえ企業からお金が出せなくても、社長や社員など、個人のポケットマネーから出されることもあるそうです。どうしてもお金が無理な時は、場所を貸してもらったり、商品を提供してもらったり、お金以外の支援をお願いするのも一つの方法だと村井さんは言っていました。協賛にもいろいろあるってことですね。

協賛をもらうには熱意が大事だということを学んだうえで、じゃあその熱意をどうやって伝えたらいいのか?企業もなかなか忙しく、協賛を得るためには、手短に、協賛してもらいたい内容を伝えなくてはならないということで、自分たちの活動を以下の4つの文に落とし込んでみるワークをしました。

 

① 私たちは○○です。□□を△△にすることで、社会をよくすることを目指します。」
② 今の社会は●●で、□□□ができていなくて、△△が課題です。」

③ そんな△△△の状況に対し、〇○○という方法で解決を目指していきます。」
④ そのためには□□□□円必要です。具体的には☆☆円で■■■ができます。」

 

スラスラと書ける団体もあれば、なかなか上手くまとめられない団体もあり、自分たちの活動を簡潔に分かりやすく相手に伝える難しさを感じることができたのではないでしょうか。

 

最後に、忘れてはいけないのは協賛をもらったら、協賛をくれた人に、感謝と活動報告をすること。報告をするときに、「来年もよろしくお願いします」と一言そえると、今後も活動に協賛してもらえる可能性がぐっと上がる、かもしれません。

想いをチーム内で共有できたら、あとは実行あるのみ!村井さんからは最後に、「行動しなければ意味がない!」と活を入れていただきました。

 

今回のワークショップを通じて、参加者からは次のような感想をいただきました。
「協賛について新しい見方が出来るようになりました。」
「お金だけではない、さまざまなお願いの方法があることを感じた」

ぜひぜひ、今日感じたことを活動に活かしてもらえたらと思います。

 

今回のワークショップで使用したレジュメは、学生Place+に置いています。欲しい方は声をかけてくださいね。

 

ラストは毎度おなじみの集合写真。
村井琢哉さんを囲んで、「学生~~~~プラーッス!」。