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開催報告:「チームをつくる3つの技」
2012年6月9日(土)スキルアップワークショップ第8弾「チームをつくる3つの技」を開催しました。
講師は前回の「これからのリーダーの話をしよう」にも来ていただいた、加留部貴行氏。
合計21名の学生が参加し、自分たちが所属するチーム・団体をどうすればよりよいものにできる加留部さんの軽妙なトークで行われる、ワークショップとレクチャーを通して学びました。
まずは、今までの団体活動における自分の気持ちの推移を思い浮かべたり、自分が関わってきたチームのうち、よかったチームとつまらなかったチームの思い出を思い起こしました。
←思い出し作業中
思い起こしたことをペアで話し合った後は、チームの動きやチカラを検証する為に、チームに分かれて「貿易ゲーム」を行いました。
このゲームでは商品を生産し、現金と交換することで、より多くの「富」を築くことが求められます。チームメンバーと協力し合う事はもちろん、時には、他のチームとの交渉や、協力が必要なことも。
どうすればより多くの「富」を状況が刻々と変化する制限時間内に得ることができるか、チームそれぞれに違った方法をとっていました。
貿易ゲームの後は、このゲームを通して感じた中で、自分の団体内でも起こりうることと、またその理由が何なのかを話し合いました。
ゲームの中で時間の制約とどう向かったか?環境の変化への対応はどうだったか?役割分担は?をふりかえり、自分のチームでも起こりうることは何かを探りました。
なぜその状況が起こったのかを考え、出てきたのは「リーダーが不在」「先入観で動いていた」「経験者に頼りっきりになっていた」などでした。
ここで感じたことを軸に、次のレクチャーへ。
レクチャーのテーマは「チームをつくる、ということ」。
まずは、「チームをつくる3つの技」とは何なのか解答をもらいました!
その1:アイスブレーク(緊張緩和)
その2:ワークショップ(共同作業)
その3:リフレクション(振り返り)
ここで間違えてはいけません。アイスブレーク=ゲームをすることではありません。
アイスブレークとは、それぞれの緊張を緩め、チーム内にいい人間関係をつくることです。
(そのためにゲームを使うことはよくあります)
ワークショップ=イベントで行うものではありません。
ここでのワークショップとは、(チームの)みんなで作業をすること、何かに取り組むことを指しています。
そしてリフレクション(振り返り)。
加留部さんはこの「リフレクション(振り返り)」を疎かにするチームが多いと指摘されました。
ふりかえりとは、みんなで行ったことは何だったのか?それはどうだったのか?なぜ変わったのか?などを振り返り、抽象化、言語化することです。
この「振り返り」を行わなければ、チームの理念や歴史が語られず、やり方・手法だけが引き継がれるため、チームとして機能しなくなってしまうと教えて頂きました。
この他にも、「チーム」を構成するものは何なのかや、「主体性」を促すものとは?、「相互作用」を促すものとは?などさまざまな切り口で、いいチームをつくるための理論を教えて頂きました。
今回のワークショップで使用したレジュメは、学生Place+に置いています。欲しい方は声をかけてくださいね。
学生Place+はみなさんのチームが「めっちゃいいチーム」になるよう、期待&応援しています。
加留部さんを囲んで、集合写真。
かけ声はおなじみ?!「学生~~~~プラーッス!」