開催報告:「クオリティの高い企画のつくり方」

2013年12月14日(土)スキルアップワークショップ第13弾 「クオリティの高い企画のつくり方」を開催しました。

講師は特定非営利活動法人しゃらくの小倉譲さん。20名の学生が参加し、 目的に沿った企画づくりをテーマにレクチャーとワークショップを通じて学びました。

まずは「社会的課題」についての考え方からスタート。

課題解決に必要な4項目についてレクチャーしていただきました。

 

色々な手法ある中で、小倉さんが大切にしていることは「ニーズをしっかりつかむこと」や「どんな人(ターゲット)」なのか、「どんな課題(ニーズ)」で「どんな目的(理想の姿)」であるか。この四項目が明確になっていること。その中でも、一番大切なことは「ニーズとは何か?」を掘り下げること。ターゲット層を絞り込むこと。だと学びました。

次に「ニーズ」「ターゲティング」「ポジショニング」について、しゃらくの活動を当てはめながらレクチャーをして頂きました。

①ニーズには「潜在ニーズ」「顕在ニーズ」「ウォンツ」と三種類あり、ウォンツまで思いが上がってきていないと、ニーズが意識化されていない。例えば、「何か刺激が欲しいな」という潜在ニーズの思いが、「旅行へ行きたいな」という顕在ニーズまで意識化され、「京都へ旅行に行く」というウォンツまで上がって来れるように、不安や懸念を取り除く必要がある。

②ターゲティングでは、「高齢者」の中でも、「要介護5」で「裕福層」の方といった絞り込みが必要で、属性をはっきりさせることによって、適切なサービスを提供できる。

③ポジショニングでは、健康な方向けの「団体旅行」や「個人旅行」は沢山サービスがあるが、「体が不自由な方」の「団体旅行」は数が少なく、ましてや「個人旅行」は空白地帯。そういった、本当に必要とされているポジションでサービスを提供していく必要がある。

続いてワークショップでは、4つのチームにわかれて、一つのテーマについて、ニーズ・ターゲット・目的と解決策を明白にし、最適なキャッチフレーズ作りに取り組みました。

テーマは「高校2年生は、人生の大きな岐路。高校卒業後、大学進学か就職か、或いは留学かフリーターか、様々なことを選択し、その準備にかからなければならない。では、その岐路に立ち、今後の人生を考える上で、何が足りて、何が足りないのか。何が課題となり、その課題を解決するためには、どんな事業が必要なのか。」について。

最後に、自分たちが考えたニーズやターゲット、目的と解決策、キャッチフレーズを発表を行い、どのキャッチフレーズが届いたか、投票を行いました。 

小倉さんからラストメッセージとして「ターゲットを絞ることで効果的なプロモーションが展開できる。事業はとがればとがるほど働きかける場所が明確になっていく。」 という言葉を頂き、学生も最後までノートやレジュメにメモをしていました。

 

その後、コーディネーターの進行で、「印象に残ったこと、これからやること」についてふりかえりを行い、一人ずつ宣言しました。

今回のワークショップで使用したレジュメは、学生Place+に置いています!

気軽に受付にお声がけ下さい♪

 

集合写真は学生Place+のプラスのポーズです!