京都大学邦楽サークル叡風会

【サークル情報】

■所属大学:京都大学

■部員数:30人

■ホームページ:

https://sites.google.com/view/eifukai/

■SNS:Twitter

 

 【イベント予定】

■定期演奏会

日 時:11月9日(土)開場14:00 開演15:00

場 所:京都府立文化芸術会館

 私たちは「地唄(じうた)」を演奏しています。「地唄」とは関西で伝統的に受け継がれている三味線音楽で、箏や尺八とともに演奏されることもあります。叡風会では入会して1年ぐらいで自分の楽器を持つのですが、部で所持している楽器の数や金額の関係から箏を選ぶ部員が多いです。

 一年を通して、6月に部内発表会、11月に定期演奏会などを開催しています。また1月は奈良女子大学と合同で新年の演奏を行っています。

 

------どのような曲を演奏されているのですか?

 基本的には江戸時代から明治時代に作られた、伝統的に受け継がれている曲を先生にお稽古していただいています。また演奏会では昭和生まれや現代の作曲家が作った和楽器のための曲を演奏することもあります。江戸時代から現代まで幅広く演奏していますが、どちらかというと昔の伝統的な曲の方に比重を置いています。

 年に数回、企業の懇親会や大学の講演会などで演奏する機会をいただいています。また、毎年、山科で中秋の名月を見る会があり、その中で秋の名曲や月を表現したような邦楽の曲を演奏しています。

 

------地域での活動に興味はありますか。

 叡風会では企業や大学からの依頼が多いのですが、他の和楽器のサークルでは老人ホームを訪問して演奏しているところもあるみたいです。機会があればぜひ挑戦してみたいです。

 毎年11月の定期演奏会を1番の目標にしており、そこでは長い曲や難しい曲にも挑戦しています。他にも何度か演奏会は開いているのですが、部員や新入生など内部に向けたものばかりで、一般の方に聞いてもらえる演奏会は11月の演奏会ぐらいなので、そこに向けて練習を頑張っていきたいです。

 叡風会では江戸時代などの昔の伝統的な楽曲を大事にしています。その伝統を大事にしつつ、現代の曲にも挑戦しているところが私達のサークルの特徴です。

インタビューを終えて

 尺八は単純に楽器の良し悪しだけでなく、個人個人の口と竹の形が合う合わないというのがすごくあるそうです。

 インタビューと合わせて練習の様子を少し拝見しました。伝統的な曲とはどんなものか、練習だけではわからなかったので、実際に演奏を聴いてみたいと思いました。また、このような曲が今後も末永く受け継がれるのは素晴らしいだろうな、と歴史の重みのようなものを感じました。

(取材日:2019年9月21日)