トップページ > プログラム案内 > 平成28年度輝く学生御応援プロジェクト成果発表会報告

 2017年2月26日(日)、「平成28年度輝く学生応援プロジェクト成果発表会 地域に出る学生×学生をむかえる地域 つながるヒント」を開催しました。参加者は70名(関係者含む)を超える盛況ぶりでした。

 今年度も学生Place+を拠点に「学生ボランティアチャレンジ 自分に出会う、社会に出会う、ボラ活!」(以下、ボラ活!)、「むすぶネット 学生・地域連携ネットワーク」(以下、むすぶネット)の2つの事業を展開してきました。今回の成果発表会では、それぞれの事業で活躍した学生と、学生を受け入れてくださった地域の方々から、連携することの意味や価値をお聞きし、参加者同士がそれぞれの思いを語り合いました。

 

 まず初めに、京都市総合企画局総合政策室の西角課長より、京都市が考える学生と地域の関係性や、学生が地域の中で学んでいくことの意義についてお話しいただきました。程よい緊張感の元、いよいよ成果発表会がスタートしました。

  第1部は、学生×地域によるトークセッションです。学生Place+が展開してきた2つの事業で活躍した学生4名、受け入れ先団体担当者4名をゲストに迎え、学生が地域に入っていくことの意義や価値などについてそれぞれの立場からお話を伺いました。*トークセッションの様子は、動画でご覧いただけます。

トークセッション1 学生ボランティアチャレンジ 自分に出会う、社会に出会う、ボラ活!

 2014年度後期から毎年実施しているボラ活!は、学生のボランティア活動への参加をコーディネートし、活動を通じた学生の成長を支援する事業です。このボラ活!に参加した学生2名:田鹿晴香さん(京都府立大学2回生)・藤井俊介くん(立命館大学2回生)と、学生を受け入れてくださった地域団体の方2名:杉井正治さん(NPO法人京都・深草ふれあい隊 竹と緑 理事長)・松陰律さん(山科青少年活動センター ユースワーカー)にご登壇いただきました。


 学生を受け入れてくださった地域団体のお二人からは活動時の学生の様子や、その際に感じた高校生ボランティアとの違いなどをお話いただききました。

 「得意・不得意はあれど、相手から喜ばれたり、感謝されたりする経験が力になっているようだ」と、活動する中で変化していく学生たちの様子について教えてくださいました。

 地域ゲストの杉井さん、松陰さん、本当にありがとうございました。

 学生のお二人からは、なぜボラ活!に参加したのか?また、活動に参加してみての感想についてお話いただきました。

 「普段授業では聞けない話が聞けたり、体験ができたり、自分の中での気づきはボランティアの中で見つけた」と活動をした感想を教えてくれました。

 実はお二人は、ボラ活!卒業後もそれぞれに活動の幅を広げて地域で活躍しています。学生ゲストの田鹿さん、藤井くん、ありがとうございました。これからの活躍に期待しています!

トークセッション2 むすぶネット 学生・地域連携ネットワーク

 むすぶネットは、学生団体・サークルと地域の催しとをインターネットを介してむすぶ事業です。今年度、むすぶネットを通じて活躍した学生団体の代表者2名:上手清寛くん(京都大学落語研究会)・宇野峻司くん(大谷大学児童文化研究会)と、学生を迎えた地域団体の代表者2名:森田眞利さん(山ノ内山王神社 猿田彦神社奉賛会 会長)・今井孝子さん(藤紫会 会長)にご登壇いただきました。

 「学生たちから若いエネルギーをもらい、ただ一方的にもらうだけでなく、こちらからも昔の話を伝えたりフィールドワークの場を提供したりと共に提供し合っている」と、学生との良好な関係をお話してくださいました。

 学生団体からも、「自分たちの活動を知ってもらえて、興味を持ってもらえることが嬉しい」「嬉しかったり楽しかったり、活動の一つ一つが良いものだと思って取り組んでいます」と今後に向けても前向きなコメントを聞くことができました。ゲストの皆さん、ありがとうございました。

 休憩を挟んでの第2部は、参加者全員による合同ワークショップです。9のグループに分かれ「学生と地域がつながるヒント」をテーマに、学生・地域がお互いに聞きたいことを出し合いました。

 学生から地域に向けては、「学生に求めることや期待することは?」という質問がどのグループでも見られました。

 一方で地域から学生へ向けられていたのは、「活動のきっかけは?」という動機付けや、「どこで情報を得ているのか?」という広報に関係する内容でした。

 どのグループもとても盛り上がり、話が尽きない様子でした。

 第3部は参加者同士が自由に交流する交流会です。トークセッションを受けて聞いてみたいと思ったことや、ワークショップで話しきれなかったことをそれぞれに共有している様子で、会場は大盛り上がりでした。学生同士や地域団体同士、学生×地域、至る所でつながりが生まれていました。

 また会場では、学生Place+登録団体によるポスターセッションを開催しました。今回は学生Place+に登録している19団体(先着順)が出展してくれ、それぞれに来場者の方々に活動をPRしていました。

 


 今回参加してくださった方々からは、「地域・学生双方の素直な意見が聞けた」「つながれそうな人が見つかった」「聞きたかったことが聞けた」と嬉しい感想をたくさんいただきました。

 本会への参加を通して繋がりが生まれ、京都のまちがより活発になっていくと嬉しいですね。ゲストの皆様、ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!